いくら整体に行っても治らないタイプの人は、コリの壁にぶつかっているのかもしれません

新宿で女性の肩こりを二人三脚で『変える』ボディワークセンター水仙花です

整体で肩こりが治る人、治らない人の違いは?

整体に行ってすっきりした!整体やマッサージ大好き!という人もたくさんいますが、重度のコリ症の方の中には

 

  • 整体やマッサージに行っても次の日には元通り…
  • いくら通っても全然よくならない
  • その場では気持ちいいけどよくなる気がしない

というタイプの人もいます。

こういう方は「自分にぴったりの整体やマッサージがどこかにあるかも」と思って藁にもすがる思いでいろいろな整体院や整骨院にいかれます。それで自分にぴったりの院を見つけることができる人もいますが、

  • どこに行っても治らない
  • 10年以上、むしろ生まれてすぐからずっと肩こり
  • 50件以上治療院を梯子しても納得できる結果が出ない

という方もいます。

中には「あまりに肩こりがつらすぎて、うつ病なのかと思った」とか「あまりに肩こりが治らなかったのでもしかして悪霊(?)の仕業じゃないかと思った」というくらい長年の肩こりに悩まれている方もいます。

 

整体やマッサージで治らないタイプの肩こりがある!

私が長年みてきたなかでは、こういったハイパー肩こりの人の中には、マッサージや整体だけでは改善が難しいタイプの方が結構いらっしゃいます。

マッサージや整体、整骨院や整形外科などは体を治すという意味ではとても成果が上がるのですが、ハイパー肩こりさんの場合は「治す」の前に「見直す」という作業が必要です。

ハイパー肩こりの特徴

  • 何十年も、あるいは物心ついてからずっと肩こり
  • 肩がこっていない状態が想像できない
  • 深呼吸やストレッチをしても疲れるだけで効果が感じられない
  • むしろ深呼吸しようとしても肩こりすぎて息が吸えない
  • いい姿勢をしようとしてもすぐ疲れてしまう
  • 運動しようとしても疲れてしまって長続きしない

こんなタイプのハイパー肩こりさんは、肩こりを「治す」系の治療の前に自分の体を「見直す」といいですよ。

 

負の肩こりループに嵌ってしまっていませんか?

人間だって生き物ですから、だれしも働けば疲れますし肩も凝ります。

肩がこらない人というのは疲れても一晩ぐっすり寝れば疲労やコリがリセットできてしまう人です。そういう人は多少疲れてもマッサージや整体で回復することができます。

でも、肩こりキャリアの長いハイパー肩こりさんは「ぐっすり寝てすっきり回復」というのがそもそも想像できません。肩こりが当たり前になりすぎて何をどうしたら治るのか忘れてしまっている状態です。

疲れすぎていたり、忙しすぎていたりして、いつのまにかイメージの中の自分の体と実際の自分の体の間にズレができてしまうのです。これをボディイメージの乖離とかボディスキーマのずれと言います。

この状態で筋肉や関節をいくら調整しても、そもそもの道筋が行き止まりなので

  • その瞬間は楽になっても次の日には元通り
  • よくなる気がしない

というつらい状態になってしまいます。

 

 

でも、自分の体が今どうなっているかなんて、自分ではあまり自覚できませんよね。

 

自分の体が今どうなっているか?整体やマッサージの効果がきちんと出る良い状態なのか?を確かめる簡単なワークを一つ紹介します。

 

 

自分の体を見直す、じぶん整体ワーク

たとえば、首のストレッチをすると首のすじがのばされるのがあたりまえになってしまっていませんか?

「首を伸ばしているんだから、首の筋肉が伸ばされるのが正しいんじゃないの?」

というのは一部正解です。筋肉が正常な範囲で伸ばされるのは正しいのですが、感覚が鈍くなってしまったハイパー肩こりさん基準の「いた気持ちいい程度にちょっと伸ばす」は「筋肉が破壊されるほど無理に引き伸ばす」になってしまっています!

痛みやコリに慣れすぎてしまって、知らず知らずのうちにこうしてご本人としては「普通にストレッチしてるだけ」なのに実は筋肉を痛めて肩こりの原因を作ってしまう状態です。せっかくがんばってストレッチしたのにそれが肩こりの原因になっていたなんて、ちょっともったいなすぎます。

 

鏡を見ながら自分の鎖骨に注目して、もう一度首のストレッチをしてみてください。

ハイパー肩こりさんは、頭を右にたおしたとき、左の鎖骨が動いていない、または逆に下がっていませんか?

 

じぶん整体なんてむずかしそう、めんどくさそうと思った人は

いやそれ以前に「鎖骨ってどこ?」「鎖骨の動きなんて考えたことない!」かもしれません。

長く正座をしていると足の痺れを感じなくなるように、人間の脳には長時間の苦痛を麻痺させる機能があります。ハイパー肩こりさんはあまりにつらい肩こりから脳を守るために、自分の体に対する感性を鈍くしている傾向があります。その場合は鎖骨の動きをチェックする前に、鎖骨ってどこ?としっかり触って体を呼び覚ましてあげてください。

 

体は楽していい!

実は、首と鎖骨は連動して動いていいのです。鎖骨と首が一緒の方向に動けば首の筋を痛めることはありませんし、肩がこることもありません。

真面目な人ほど「首を動かす時に鎖骨は固定しなければいけない」という固定観念にとらわれて、いつのまにか『魔の肩こりルート』に突入してしまいます。

 

↓さっきの図の、「いつのまにかズレている」というのはそういう意味です。

肩こり知らずの人は無意識に鎖骨と首、腰と足など全身が協調して動いています。

でも無意識のうちにボディイメージがずれてしまうと首は首、肩は肩、というように全身をブロックのようにわけて動かそうとしてしまい、体が固まってしまいます。

余談

少し難しい話をすると、これは肩こりの人だけでなく、怪我や病気など強いストレスがかかったヒトに共通の反応ですので、大脳新皮質からの統制の比重が大きいヒト運動システム特有のバグと言えます。

錘体路システムが優位になってしまい無意識のボディスキーマや体幹の運動プログラムを司る錐体外路が抑制されてしまうのです。現代医療では認知症や高次脳障害など大脳新皮質の阻害というモデルで脳科学を語りがちですが、理学療法士の分野である運動麻痺などではむしろ大脳新皮質の暴走と考えたほうが回復がはやい場合が多くあります。

 

ちょっと難しい話でしたが、図にするとこういうことです。

ボディイメージを取り戻そう

あまりに疲れすぎて元気な状態を忘れてしまったハイパー肩こりさんにとって、『肩こりを治す運動』『肩こりを治す治療』といった「現状を推し進める努力」はとっても大変です。

いわば道に迷ったまま闇雲に突き進んでいる状態ですから、「わかっているけど続けられない」「整体にいっても治る気がしない」というのも当然。決して努力不足とかではありません。

 

  • 子供のころのように、ぐっすり寝てすっきり起きる体
  • 好奇心の赴くままいくらでも追及できる体力

それらを取り戻す冒険は現在の「疲れているのがあたりまえの体のうごき」を見つめなおすところからスタートです。

 

まずは、こってしまっている部分、痛みのある部分を触って「どこがどんな風に痛いのかな?」「どんな筋や骨があるのかな?」「どんな動きをすると楽かな?」と探ってみてください。もし興味があれば筋肉の本など見てもいいですね。治すというより、自分の体と仲良くなるイメージです。

とはいえ、すでに元気な状態を見失ってしまっているハイパー肩こりさんだと、自分ひとりで自分の動きを発見するのは大変かもしれません。なので、このブログでも今後、自分の体を見つめなおすことができる、じぶん整体のワークをいろいろとご紹介していきます。

 

長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

水仙花のボディワーク
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